腕時計

2005年10月5日
きゅっと 身が縮む夜
満天の星の下 お買い物 
聴こえるのは 彼女と私の笑い声だけ


貴女は 私たちを正反対というけれど
共通点が一個あることに 気づいてないよ
あのね 私たちはね
同じ彼(人)を好きなんだよ


あの日 貴女から訊かされた事実に
私は 真実を 笑顔で隠す道を選んだから
まっすぐな思いを向ける貴女には 決して話すまいと


でも
それは優しさではなく 
優越感からだと気付いたのは
貴女に代わってかけた電話で
彼の声を独り占めしたとき

彼に似合う
彼好みの時計を
貴女じゃなく 
私が選び当てたとき


貴女のことは大好き
でも 
嫉妬と破壊欲は もう 決壊寸前

ぐいぐい ペダルをこいで
涙を 風に乗せる

いつまで 隠せるかな






  

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