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闇を裂く
せつない旋律

耳に届くは
君の声



何気ない用件だと判っていても
笑顔になる　自分を止められなくて



励ましなのか
玩ばれているのか
計り知れぬ　心の色

声だけじゃ　空を掴むように
さらさら　逃げていく



その愛情が
仲間に向けるものならば
もう　やめて

中途半端な優しさは
時に残酷で
柔らかくしなり
深い　傷を創るから



でも
たった一本の電話で
こんなに
胸を熱くする　人は
彼方だけ



『きっと
今の私には
彼方以上は
いないでしょう』



彼方の声を忘れないうちに
甘い
眠りに堕ちるわ