残り陽

2006年3月11日
もう

私の上に

輝くことはないと

思っていた。

なのに今

左肌から感じるのは

たしかに

貴方の温もりで

すっぽり 

優しく 確実に

私を包んで。

唇が触れ合う距離で

囁いてくるのには

たしかに

貴方の匂いが伴われていて。

『カノジョ』にはなれないけれど。

貴方の 全身全霊の信頼に包まれる人は、

私しかいない。

ずっと昔

さまよい

零れ落ちた私を救ってくれたのは

貴方でした。

自分のために頑張れるほど

己を愛すことはできない。

でも

貴方のためならば

私は・・・・・。

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