もしや、と

思ったの

必死になって

今日も待ち続ける

そんな貴方を見たら

心配で

愛しさで

動けなくなってしまう

冷たい床の上

確かなのは
互いの体温

ちょこんと
乗せられた膝の上

頬を重ねたまま
ゆっくり
浅い眠りに
堕ちてゆく

真夜中の電話は
始まりから戦闘態勢

二重に
蜘蛛の如く
張り巡らせた糸


人の気持ちを
単に見せかけだけで判断できない

人を試すことでしか
信じることのできない

相変わらず
歪んでいるのね


どうするって？
そんなの
決まっているでしょう

久々に味わった

文字の羅列が
意味を成していく実感


やっぱり
性にあうな、と思った

行き場のない気持ちなんて
要らない

叶わない恋に縋り
傷を増やしたくない

必死に浮かべる
偽り笑顔の下



心とは裏腹に
溢れゆく思い

一途な恋と

秘めし恋



奇妙な関係

人を惹きつけることって

むずかしい。。

貴方の代わりは
誰にもできないよ


でも
背負い込んだものに押しつぶされたり
疲れ、諦め
どうしようもなくなりそうになったなら

また
ここにいらっしゃい


そのときは
今度は私が

抱きしめられ眠る安らぎを
貴方に与えるから

いまは　もう少し
身体を休めて

あたしは体温計


おでことおでこ
ぴったりくっつけて

いつもより熱い
貴方の身体を

ココロを
計ってみる

後悔先に立たず、とは
よく言ったもの。


誰も気づけなかったのは
誰も見ていなかった証拠。


気配のない
無機質な冷たさを背中に受け
涙が出そうになる。

ついに

下された



崖っぷちで

目の前の闇に

足が竦む

偶然が
いくつもかさなって
運命になる。


つくづく
そのとおりだと思った。

夢かと思った


するりと、
触れてきた指

からめて
ほどいて

抱き合うことが儘ならぬ場故
かえって
熱を帯びてくる

一個になる温もり
頭と頭
ぴったりくっつけて

支えあう


パーカーの下

誰も知らない
ささやかなひと時

先は見えずとも

そこに
何が立ちふさがっても

新しい風が吹き込む

それを感じれるか

自分たち次第


期待しすぎはしない
ただ
見つめてあげたい

むなしさも
くるしみも


全て受け入れる



容器は　もう満杯だよ

あの人に会わない日
今日でついに三日目。

それがどうした、と思われるかもしれないけど
うちのサークルは
365日、まいにち活動があって。

だから、たかが三日でも
普通に生活してて
こんなに会わないことなんて
めったにない。

彼の声。
笑顔。
温もり。

自分の記憶の中の
定位置にそれらはあって。

でも
時間とともに
その形を留めたまま

刻々と
風化していくのを感じる。

まるで夢みたいに
すべて　
リアリティを感じられない。


世界が色褪せること。
こういうことなんだ、と思う。

私さえいなければ。



そんな刹那的なことを
本気で願うことが
多くなった。


依存する弱さより

依存されても
突き放すことができぬ弱さのほうが
罪なのだから。

目の前にいるのに

なにもできない


してあげられない